開廷期日:令和5年5月19日(金)
罪名:重過失傷害
被告人:50代、男
2022年6月2日、ロードバイクで時速20~25kmで走行。「停止線を見落とし、赤信号を確認したがブレーキがかからなかった」と供述。被告人曰く、ロードバイクには後付けでブレーキを付けたため、他のロードバイクと構造が異なる。
赤信号を無視し、歩行者と衝突。すぐに被害者に駆け寄ったが反応がない。呼吸も確認出来なかった。被害者はすぐに救急搬送されたが、高次脳機能障害がのこり被害者家族の生活は一変した。(医師の診断では被害者が元の状態に戻ることはない)
被告人が加入していた保険会社から賠償金が無制限で出るはずだが、保険会社の対応が悪く被害者家族は不満。
被害者供述調書「事故直後は謝罪があったが被告人が『私は悪くない』と言って前の謝罪が嘘のようでした。」被告人はこれを否定。「自分が悪くないとは言っていない。保険会社の対応が悪いと言われたから、保険会社と被害者家族と自分でファミレスで話をしたこともある」
保険会社からは294万円が支払われており、示談は成立していない。
被告人の身上経歴
2019年、ガンの手術をした。コロナ渦で公共交通機関の利用を控えたくて
2021年、8月~ロードバイクに乗るようになった
妻と娘と3人暮らし。娘は大学受験を控えているため事故から1年経つが事故のことは話していない。
5月19日 裁判傍聴記録
罪名:重過失傷害
ロードバイクで時速20〜25㎞で走行。赤信号を無視し歩行者と衝突。「ブレーキがかからなかった」と供述。被害者は高次脳機能障害が残った。保険会社から賠償が無制限で出るはずだが対応が悪く被害者家族は不満
求刑:禁錮1年10月
弁護士:執行猶予が相当— 🍒(裁判傍聴) (@a_trial_) May 20, 2023
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